ダンシング・ダンボール ~後編~■アースダンボール メルマガVOL79■2020年1月号-2

(前編はこちら↓↓) https://www.bestcarton.com/profile/magazin/2020-jan.html 専業主婦だって、いやむしろ専業主婦だからこそ、 何かを成したいと強く思うものななんです・・・。 私の息子は小学校4年生で地元のサーカーチームの一員。 チームの親は当番で活動の世話役や試合場への送迎車役をします。 私はこれまでの人生でチームスポーツの経験が無く、 せっせとお手伝いすることぐらいしかできませんでした。 でもあの時ほど、"なんとかしたい・・・" と思ったことはありませんでした。 なんとかしてこの子達を笑顔にしたい、と。 そう思った私が向かった場所は、ダンボールで話題のガソリンスタンドでした。 (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п ************************************************** 人によっては、チームへの参加を面倒くさがる親もいます。 でも私は比較的楽しんでやっていました。 自分の子供以外の子供達を車に乗せてワイワイドライブするのも、 チームのママ友達との交流も、私にはあっているようでした。 でもサッカーの技術的なことはもちろん、 スポーツの精神面などでは何もしてあげられません。 チームは特別に強いでもなく弱いでもなく、 ごくごくありふれた普通のレベルのチーム。 試合も勝ったり負けたり、半々くらいと言ったところ。 いい意味で、なんとなく居心地のいいチームでした。 でもあの時・・・あの時ばかりは、 『何とかしてあげたい・・・(*-_-*)』と強く思ったんです。 それは・・・ チームが所属する市内の大会に出場した時のことでした。 全16チームが4チームづつ×4ブロックに分かれ、 ブロック内で総当たりのリーグ戦を行い、 各ブロックの上位2チームが決勝トーナメントに進むという大会でした。 当初うちのチーム内には決勝トーナメント進出は確実だろう、 という空気が流れ、コーチ陣も選手たちも意気揚々としていました。 時々テレビで、サムライジャパンやナデシコジャパン、 Jリーグや色んな国際試合を見ていると時々目の当たりにする、 サッカーの厳しさ、残酷さ・・・ それはこの小さな子供達も同じなんだと、思い知らされました。 終わってみれば・・・ チームは3戦全敗、全ての試合で相手のエースはハットトリック、 しかもこちらは全試合無得点・・・ チームはこれまでにないほど屈辱的な大敗を喫しました。 (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п ************************************************** リーグ戦の終了直後から、 チーム全体がひどく打ちひしがれた雰囲気に覆われた。 特に子供達は全員が下を向いたまま黙っていた。 試合には勝つ時も負ける時もある。 でも負けた時でも、いつもは帰りの車に乗り込む頃には 少しは元気を取り戻すようなチームだった。 でも、車に乗り込んだ後もみんな静かにしていた・・・ 帰りの車内、とても空気が重かった。いつにも増して、 私はみんなに声をかけてあげることができませんでした。 こんな時、スポーツ経験者なら少しは何か言ってあげられるのに、 本当にこういう時、私は役に立たないな・・・くやしいな・・・ でも、でも私だってこの子達を笑顔にしたい。 何か、、、何かできないか、、、何か・・・ 何もない私でしたが、それでも必死に考えました。 ・・・(。-`ω´-)・・・『あ、、、、そうだ!!Σ(゜▽゜*)』 私はあるママ友に見せてもらった動画を思い出した。 『ねえねえ、ちょっと見てよ、これ知ってる?  これってうちらの地元のガソリンスタンドだよね!  踊ってるのよ、ダンボールの被り物着たロボットが。  それもブレイクダンス!!  しかも日を追うごとに動きのキレが増してってさ、  動画再生回数ももう20万回、すごくない!?』 それは確かに、私が月一くらいで行く地元のスタンドだった。 『ダンボールのロボットがロボットの動きをするってのが面白いわね!  それに最初の動画よりその後にUPされた動画の方が  かなり動きにキレを増してる。これ、かなり練習してるはずよね。  今度私が行く時、居るかな~?』。 私はそのスタンドに寄ってみようと思った。 『ねえみんな、おばちゃんガソリン入れて帰るから付き合ってね』 誰も返事はしなかったが、首をコクっと振っていた。 100メートルほど先にスタンドが見えてきた。 『居て、お願い、居て、あのロボット・・・  あ!!居た、動画で見たあれだ!!!』 ロボットは"あの動き"で私の車を招き入れてくれた後、 私の車の前で立ち止まり、何となくこちらを見ていたようだった。 ロボットだから視線がわからないけど、そう見えた。 『どうしたのかしら?踊るロボットが動かないわ・・・』 するとつかつかと車に近づいてきて・・・ 私の車の真横で踊り始めた!!(゜ロ゜) それは明らかに私達だけに向けたパフォーマンスだった。 まるで、この子達の落ち込みに気付いたかのように・・・ こ、子供達は・・・? げ!!! だ、誰も見てない・・・( ̄▽ ̄;) 誰か、一人でもいいから顔を上げて・・・お願い・・・ 私の願いが通じたのか、いやロボットの願いが通じたのか、 一人の子が顔を上げてロボットをぼ~っと眺め始めた。 そして・・・・ニコ(*´ー`)・・・と笑った・・・・!!!! その子が起爆剤となり、全員がケタケタ笑い始めた!!! 。(゜^Д^゜ )゜。ギャハハ!。゜(゜^Д^゜)゜。ギャハハ!。゜( ゜^Д^゜)。ギャハハ! ああ・・・これ、これが見たかったのよ・・・ 私は感激で涙が出そうなのを我慢して満面の笑顔を作った。 そして帰り際、私は『ありがとう』と言ってロボットに手を振り、 最後に"グッジョブ!!"の意味を込めて親指をぐっと立てた。 そして子供達にいつもの元気が戻った。 ガソリンスタンドでダンボールロボット・・・ 変な踊りの、でも面白いダンボールロボット・・・ 私じゃどうしてもできなかった事をあなたはしてくれた。 私の大切な人達を、笑顔にしてくれた。 FIN (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п **************************************************     【編集後記・へんしゅうこうき】 ゆるキャラやテーマパーク、イベント等での被り物のお仕事、 本当に大変なお仕事だと思います。 私にも、私の大切な人にも沢山の笑顔をくれました。 自分の大切な人達が笑顔でいてくれるということが どれだけ幸せなことかを改めて気づかせてくれます。 それは紛れもなく、 この笑顔が私達の仕事の、ダンボール箱製造の根源の一つ、 という事にも気づかせてくれます。 ダンシング・ダンボール ~前編~■アースダンボール メルマガVOL78■ ダンシング・ダンボール ~後編~■アースダンボール メルマガVOL79■ 二つの号を世界中の被り物のお仕事を頑張っている方々に捧げます。 最後までお読み頂きありがとうございました。 m(__;)m 1月某日 メルマガ編集長 やまぎし (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п ************************************************** ■このメルマガへの感想、ご意見、ご不満、応援メッセージなどは、 このメールへそのままご返信ければOKです。 ┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏╋┏  株式会社アースダンボール ┏┏■  362-0811 埼玉県北足立郡伊奈町西小針7丁目17番地 ┏         TEL:048-728-9202 FAX:048-728-9130 ┃         mail:info@bestcarton.com ┃    http://www.bestcarton.jp/ (オーダーメイド) ┃    http://www.bestcarton.com/ (既 製 品) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆☆☆ アースダンボールお勧め新商品 ☆☆☆ ■ただの引越し用ダンボール箱だと思ったのに、違う!! 機能的でファッショナブルな引越し用ダンボール箱。 0600【宅配100】引越し用 ムービング ボックス(クラフト・印刷付き) はこちらです↓↓ https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0600.html ■機能的&ファッショナブルに更に清潔感もプラスしたダンボール箱!! 0498【宅配100】引越し用 ムービング ボックス(白・印刷付き) はこちらです↓↓ https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0498.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     ☆☆☆ その他のお知らせ ☆☆☆ ■メルマガ編集長がアカウント運営を兼任(^^) ツイッターとフェイスブックはこちらです↓↓ ツイッター:https://twitter.com/hakoshokunin フェイスブック:https://www.facebook.com/bestcarton/ ■メルマガバックナンバーがWEBページになりました。 "過去号を全部見たい"という方はこちらのページへどうぞ↓↓ http://www.bestcarton.com/profile/magazin/#BackNumber ■メルマガ不要の場合は、こちらのURLから解除下さいませ。 https://plus.combz.jp/connectFromMail/leave/yapb8775

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