- ダンボール通販・購入 トップ
- おすすめコンテンツ一覧
- ダンボールワンポイント記事
- 海外発送に耐えられる梱包資材|ダンボールの強度について解説
海外発送に耐えられる梱包資材|ダンボールの強度について解説
近年、インターネット通販の市場規模は拡大傾向にあり、海外の商品を購入するケースや海外へ荷物を発送するケースなども増えてきました。海外へ荷物を発送する場合は、国内で発送するとき以上に、梱包材や梱包方法に配慮するほうがよいとされています。
当記事では、海外発送時における梱包資材の選び方や、梱包時のポイントについて解説します。海外発送に使える強度の高いダンボールを知りたい方や、梱包時の注意点を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
1. 越境EC・海外発送では梱包資材の選択が重要
越境ECとは、インターネットを活用した国際的な電子商取引を意味する言葉です。身近なものでいうと、AmazonやeBayがその代表例としてあげられます。近年急速に成長している市場で、日本国内のECサイトの中にも海外展開を推進するところが増えてきました。
日本国内から海外に商品を発送する場合は、強度を重視してダンボールなどの梱包材を選択することが重要です。というのも、国境を越えた長距離輸送では、運搬時の衝撃をはじめとする外的要因から受ける影響が大きくなるためです。
商品を海外発送する際は、丈夫で高品質なダンボールを用意する必要があります。中古のダンボールを使用して海外発送する人もいますが、破損の可能性もあるためおすすめしません。海外に商品を送る場合は、必ず新品のダンボールを用意しましょう。
2. 海外発送に向いているダンボールの強度
ダンボールの強度は、その構造によって決まります。ダンボールの構造は、「ライナー(ダンボールの表裏に使用する紙)」と「中芯(ライナーに挟まれた波型の紙)」からできています。また、強度を考える上では、ダンボール板の厚みである「フルート」に注目するのも大切です。ライナー・中芯・フルートについては、下記のリンク記事でより詳しく解説しています。
段ボールの中芯とは?フルート・ライナーの違いと注文時の注意点
ライナー・中芯・フルートの3つに注目しながら、海外用ダンボールを見分けましょう。
2-1. 海外発送に向いているライナー・中芯
一般的に使用されるライナーの規格には、C5・C6・K5・K6・K7の5種類があります。
「C」は古紙含有率90%以上を意味する記号で、価格が安い分、強度の低いダンボールになります。「K」は古紙含有率が約70%であることを示す記号で、やや価格は高くなるものの、すぐれた強度が特徴です。また、アルファベットの後ろにつく数字は、大きくなるほどダンボールの強度が増すことを示しています。
中芯の種類は、グラム数で表記されるのが一般的です。主に使われるのは、120g・160g・180g・180g強化・200g強化の5種類で、グラム数が大きくなるほど高強度なダンボールであることを示しています。
海外発送する際は、「ライナー:K5〜K7」「中芯:180〜200g強化」のダンボールを選択しましょう。国内発送で使用されるダンボールよりも値段は高くなりますが、荷物の保存状態を考えると強度が高いに越したことはありません。
2-2. 海外発送に向いているフルート
フルートには、一般的な厚みの「エーフルート」と、より厚くて丈夫な「ダブルフルート」があります。ダブルフルートのダンボールは、長距離輸送や重量物の輸送にも適しています。荷物を海外発送する際は、ダブルフルートのダンボールを選ぶとよいでしょう。
海外向けのダンボールとして、人気の高い商品を紹介します。
おすすめ商品
海外引越用(国際小包対応Bサイズ用)
「海外引越用(国際小包対応Bサイズ用)」は、K6・ダブルフルートのダンボールです。内寸法は、501×371×320(深さ)mmとなっており、38.5kg以下の荷物を運べます。国際小包にはAサイズとBサイズがありますが、小さい荷物を輸出梱包するときは、Bサイズを選びましょう。
国際小包対応-海外引越しセット
「国際小包対応-海外引越しセット」は、大きな荷物を海外に送る際に便利です。K6・ダブルフルートのダンボールで、40kg以下の荷物に対応しています。内寸法、は750×560×509(深さ)mmと大きめの梱包サイズで、引越しの際にも重宝するでしょう。
3. 海外に商品を送る場合の梱包時のポイント
国際郵便などを使って荷物を海外発送する際は、ダンボールの選び方と同時に保護梱包の仕方にも気をつけましょう。海外では日本よりも荷物が雑に扱われることも多いため、梱包作業には特に配慮が必要です。
ここからは、テープの貼り方や緩衝材の選び方、ダンボール内の隙間を埋める梱包方法について解説します。
3-1. 強度の高い方法でテープを貼る
テープの貼り方を工夫することで、梱包の強度が高くなります。梱包強度を高めるテープの貼り方として有名なのが次の3つです。
十字貼り | テープが十字になるように貼る方法です。重さが集中しやすい底の中心部分を補強できるため、底抜け対策になります。 |
---|---|
キ貼り | 「キ」の字になるように、テープを垂直方向に2本貼る方法です。十字貼りよりも強度が増します。 |
米字貼り | 十字貼りの後に対角線で2本のテープを貼り、「米」の字になるように貼る方法です。ダンボールの重量目安ぎりぎりの荷物を入れるときは、底抜けしないように米字貼りにするとよいでしょう。 |
ダンボール自体が丈夫でも、テープの貼り方に気を付けなければ、配送時に底が抜けてしまう恐れもあります。特に重い荷物を発送する際は、上記のような強度の高い方法でテープを貼りましょう。
3-2. 十分に緩衝材を使用する
荷物を海外発送する際は、運搬中の衝撃から商品を保護するために、緩衝材を使う必要があります。国内への発送の場合と比べて、よりしっかりと保護できる頑丈な材質のものを選ぶ必要があります。
緩衝材には、「気泡緩衝材」「クラフト紙」「ミラーマット」などの種類がありますが、特におすすめなのが気泡緩衝材です。気泡緩衝材は、柔軟性・クッション性が高い上に低コストという特徴があります。
緩衝材で迷ったときは、下記の商品を選んでおけば間違いないでしょう。
おすすめ商品
エアキャップ一般120(特価)
「エアキャップ一般120(特価)」は、しっかりとした厚みで荷物を保護できる上に、価格もリーズナブルな定番の緩衝材です。ハサミやカッターで簡単に切れることから作業性も高く、はじめての海外発送でも安心して使用できるでしょう。梱包可能な商品サイズは、1200mm×42mと大きめで、一度にたくさんの荷物を配送する際にも便利です。
3-3. 隙間を残さないように梱包する
ダンボール内に隙間があると、内容物同士がぶつかり合って破損してしまう恐れがあるため、しっかりと隙間を埋める必要があります。隙間を埋める方法としては、下記のような「バラ緩衝材」を使うことがおすすめです。
おすすめ商品
アスパックサラサラ[小袋200個入り]300×250
「アスパックサラサラ[小袋200個入り]300×250」は、高い強度と緩衝性が特徴で、海外発送にも使いやすいバラ緩衝材です。粒がS字になっていることから隙間ができにくく、荷物をしっかりと固定できます。AVアンプやパソコンのような衝撃に弱い商品を出荷する際にも最適です。小袋200入りという大容量なのも嬉しいポイントです。荷物を海外発送する際は緩衝材を惜しみなく使いましょう。
4. 海外発送ではダンボールのオーダーメイドもおすすめ
海外発送向けのダンボールには、国内発送向けのものと比べて種類が少ないという欠点があります。「既製品には、求めているサイズがなかった」「より強度の高いダンボールがほしい」というような場合は、オーダーメイドのダンボールがおすすめです。
ダンボールをはじめとした梱包資材専門サイト「アースダンボール」では、ダンボール箱のオーダーメイドも可能です。サイズや箱の強度が自由にカスタマイズできるため、発送する商品に合わせた最適なダンボールをつくることができます。
下記のリンクページでは、オーダーメイドダンボールの価格の見積もりが行えます。「海外の購入者のもとへ無事に商品を届けたい」「海外発送向けおすすめダンボールの最新情報が知りたい」という人は、ぜひご活用ください。
まとめ
日本国内から海外に荷物を発送する場合、まずは強度の優れた段ボールを用意しましょう。海外発送用には、ライナーが「K5〜K7」、中芯が「180〜200g強化」の、ダブルフルートのダンボールがおすすめです。
また、ダンボールの丈夫さと同じくらい重要になるのが、保護梱包のやり方です。テープの貼り方を工夫することで、配送時の底抜けを防ぐことができます。さらに、頑丈な材質の緩衝材を使用すれば、運搬中の衝撃から商品をしっかり保護できます。ダンボール内の隙間を埋めることも忘れないようにしましょう。
サイズと強度が適切なダンボールが見つからない場合は、オーダーメイドのダンボールを使用することもおすすめです。通常のダンボールより値段は高くなりますが、トラブルなく荷物を配送したい場合は、ぜひ検討してみてください。