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同梱物とは|一緒に送るメリットや有名企業の活用事例も紹介

同梱物とは、商品と一緒にパッケージに入れて送られるものを全般的に指す言葉です。同梱物には、挨拶状や試供品、クーポン券などのさまざまな種類があります。商品と一緒に送る同梱物の種類によって、果たす役割などに違いが生じるものです。

この記事では、同梱物とはどのようなものであるのか、主な種類を踏まえて解説します。また、同梱物が通販ビジネスにおいて重要である理由や、有名企業による活用事例についても取り上げるので、ぜひ参考にしてください。

 

1. 同梱物とは?主な種類も紹介

「同梱物」とは、商品と一緒にパッケージに入れて送られる品物全般を指す言葉です。これには、挨拶状・取扱説明書・試供品・クーポン券・アンケートなどが含まれます。同梱物は、企業と顧客とのコミュニケーションを深めるための重要なツールとして、通販ビジネスで特に多く用いられるマーケティング施策です。

まずは、一般的にどのような同梱物が活用されているのか、主な種類と特徴を見ていきましょう。

 

1-1. 挨拶状

挨拶状はサンクスレターとも呼ばれ、顧客に対して感謝の意を表現する一方で、企業のブランドイメージを高める役割を果たす同梱物です。特に初回購入時の挨拶状は、顧客に自社のイメージを強く印象づけられます。

手書きや手書き風の挨拶状は、顧客に感動や親近感を提供し、より好印象を与えるのに効果的です。また、お得な情報を添えるなどすれば、短期間でのリピート購入も期待できるでしょう。

 

1-2. 取扱説明書・イメージ紹介

商品の取扱説明書やイメージ紹介は、顧客へ商品の適切な使い方を伝え、商品の効果や性能を正しく実感してもらうために非常に重要な役割を果たします。

正しい使い方が伝わらなければ、製造・販売側が意図する効果を得られないだけでなく、顧客の不満や事故を引き起こしかねません。そのため、取扱説明書は顧客への配慮として欠かせない同梱物です。消費・使用期限がある商品であれば、注意喚起も必須となります。

使用方法や商品の特性を紹介するパンフレットを同梱するメリットは、購入時のよいイメージを思い出してもらえることです。また、満足度の高い状態で期限内に商品を使い切ることで、再購入の可能性も高まります。

 

1-3. 試供品・特典品

同梱物は、商品の開封時に新製品や関連商品をアピールする方法としても最適です。試供品で顧客が商品の魅力を気軽に体験できれば、追加購入につながります。特典品は感謝の意を示せると同時に、顧客にお得感を味わってもらえるでしょう。

また、顧客が試供品や特典品と購入した商品との組み合わせで、より大きなメリットを見いだせば、提供品に対する購買意欲も喚起されます。試供品や特典品は、商品の魅力をさらに引き立て、アップセルやクロスセルの可能性を高めるのに有効なツールです。

 

1-4. クーポン券

クーポン券は、顧客満足度向上やリピート購入の促進に効果的な同梱物です。「○○円割引」や「特別な日のお祝い割引」など、継続特典や利用期限を設けると顧客の特別感や限定感を刺激でき、再購入の意欲が増します。

ただし、クーポンを提供する際は注意も必要です。無計画なキャンペーンは企業に損失をもたらす場合があるので、常にリスクを把握しながら取り組まなければなりません。正しく活用すれば、クーポンは顧客の満足感を高めるとともに、リピーターを増やす強力なツールとなります。

 

1-5. アンケート・ハガキ

商品に同梱するアンケート・ハガキは、顧客から感想や改善提案を直接収集する方法として効率的です。サイトのアンケートページやQRコードを活用すれば、顧客は自分の都合に合わせて回答できるので、より多くのデータを収集する機会を得られます。また、既存顧客からの回答は、新規顧客に商品やサービスのイメージを伝える素材としても有用です。

「回答すると次回使用可能なクーポンを送付」や「レビューを書くと割引」などのメリットを提供すると、回答率の向上につながります。顧客との信頼関係を失わないためにも、アンケートから得た意見や体験談を公開してよいかは、必ず事前に確認しましょう。

 

1-6. ブランドブック

ブランドブックは、ブランドの理念や設立エピソード、該当商品が選ぶに足る理由を伝える冊子です。ブランドストーリーやブランドコンセプトを明確に伝えることで自社への共感や愛着が高まれば、他の商品にも興味関心を持ってもらえる可能性があります。また、ブランドブックは企業の社会的責任への取り組みを示す役割も果たします。

例えば、環境への配慮をアピールした場合、同様の価値観を持つ消費者からの支持を集めやすくなるでしょう。テキストだけでは無味乾燥な印象を与えるので、色彩豊かな画像やイラストといった、視覚的に訴える工夫が有効です。

 

2. 同梱物が重要な理由・背景

通販の特性上、顧客と直接接する機会は限られています。商品を開封する瞬間は、顧客満足度を向上させ、信頼関係を構築する絶好のチャンスです。ここで同梱物の役割が重要になります。顧客を引きつけ感動を生む同梱物があれば、信頼度向上やリピート購入、継続購入へと結びつきます。

同時に、顧客の視点を忘れてはなりません。同じ内容のパンフレットや感謝状を繰り返し同梱すると、その効果は薄れます。顧客が感じる新鮮さや驚きを損なわないよう、印象に残る同梱物を常に考えることが大切です。同梱物は一方通行の情報提供ではなく、顧客とのコミュニケーションツールとしての役割があることを忘れないようにしましょう。

加えて、同梱物はブランドイメージの形成や顧客のファン化にも寄与します。価値のある同梱物はブランド価値の向上につながる一方で、初回同梱物によって企業の印象が悪化する場合も少なくありません。また、サブスクリプション型サービスにおいては、同梱物を通じて顧客からのフィードバックを得ることが可能です。顧客の声をサービス改善に生かせれば、解約率の軽減も期待できます。

 

3. 同梱物を商品と一緒に送るメリット

同梱物を活用することで、さまざまなメリットを得られます。代表的なのが、コミュニケーション・高い開封率・低いコスト・リピーター獲得・顧客ロイヤリティの強化です。ここでは、同梱物のもたらす5つのメリットについて解説します。

 

3-1. 顧客とコミュニケーションが取れる

同梱物は単なる商品の演出だけでなく、顧客との直接的なコミュニケーションを可能とする点がメリットです。ただし、同梱物の選択によって、企業と顧客がどのような関係を築けるか、どのようなコミュニケーションを取れるかが変わります。

例えば、販促のチラシや割引クーポンは一時的な購買の誘導には有効ですが、長期的なリピート率は下がる傾向があります。顧客との継続的な関係構築を重視するなら、顧客がブランドのファンになるような同梱物を考えることが重要です。

 

3-2. 開封率が非常に高い

同梱物の大きなメリットは、その開封率の高さです。同梱物は商品と一緒に送られるので、梱包を開ける際に同梱物も顧客の目に触れる確率が非常に高くなります。大半の同梱物は、商品の開封と同時にほぼ100%の確率で内容をチェックしてもらえると考えてよいでしょう。

他の施策と比較してみると、その効果は一層明確になります。例えば、メルマガやDMの開封率は20%程度にとどまるというのが通説です。業界や取り扱う商品により多少の差はありますが、同梱物による訴求力は他の方法と比較して圧倒的に高いと言えます。

 

3-3. コストを抑えられる

商品にパンフレットやチラシを同梱することで、別々に送付する場合に比べて送料や梱包材、さらには人件費などのコストを一度に抑えることが可能です。また、すでに商品を購入しているお客様へのアプローチなので、成果への道筋も見えやすくなります。

効果の予測できない営業活動によるコストを削減でき、より効率的なマーケティング活動が可能となるでしょう。同梱物は、高い開封率と低いコストでの訴求が可能であり、コストパフォーマンスの観点から見ても非常に効果的なマーケティング手段と言えます。

 

3-4. リピーターの獲得につながる

同梱物のメリットとして、リピーターの獲得に有効な点も挙げられます。顧客が同梱されたクーポン券をお得に感じられたり、サンプル品に満足したりすれば、継続購入や新たな商品購入へとつながるケースが少なくありません。

さらに、同梱物では定期購入プランの案内や、購入商品とは異なるカテゴリの商品への誘導をすることも可能です。また、同梱物は顧客との直接的な接点になるので、ブランドに対する親近感や信頼感を高める効果もあります。同梱物の選択によっては、長期的なリピーターの獲得とともに、顧客の満足度向上や好感度アップの効果が期待できるでしょう。

 

3-5. 顧客のロイヤリティを高められる

顧客のロイヤリティを高める効果があることも、同梱物のメリットです。同梱物が顧客のニーズに寄り添っていれば、自社のブランドに対する価値認識を高められます。例えば、ブランドの理念や起業・開発ストーリーについて同梱物を通じて伝える方法は、顧客との間に共感を生む手段として有効です。

顧客の共感は、ブランドへの愛着につながり、購買の優先度が上がったりよい評判を広めたりしてくれるでしょう。また、定期的な情報提供や感謝のメッセージを同梱することで、顧客との良好なコミュニケーションを維持し、深い関係性を築くことができます。

 

4. 同梱物が果たす役割

同梱物は、単なるおまけやプレゼントではありません。それぞれの同梱物が顧客満足度の向上に大きく関わり、VOCの獲得やLTVの向上につながる重要なものです。以下では、同梱物がVOCの獲得やLTVの向上に果たす役割を解説します。

 

4-1. VOCの獲得

VOC(Voice Of Customer:顧客の声)は、商品の魅力や改善が必要な点、また顧客の要望を把握するのに不可欠です。同梱物によるVOCの獲得は、商品とともにアンケートや試供品のレビュー依頼によって可能となります。

VOC提供の動機づけとしては、「レビューを書くと価格が割引になる」や「ポイント・特典がもらえる」といった施策が効果的です。集められたVOCは、サービス改善や新たな商品開発の参考になるだけではありません。高評価の声が多く集まればブランドの信頼性向上にも寄与し、潜在的なお客様へのアピールにつながる可能性があります。

 

4-2. LTVの向上

LTV(Life Time Value)とは、顧客1人が自社にもたらす利益の総額のことを指します。マーケティングの指標の1つであり、企業の成長にとって重要な要素です。

同梱物を上手に利用することで、LTVの向上が期待できます。例えば、同梱チラシで定期購入への誘導に成功し、顧客との継続的な関係を構築できれば、自社のファン増加にもつながるでしょう。

また、商品の使い方を説明したり、定期コースや新商品へ誘導したりすることで、定期コースの継続率やクロスセル率の向上が期待できます。優良顧客に継続特典やバースデープレゼントを同梱するなどして顧客の満足度を高める方法も、LTV向上に有効です。

 

5. 【有名企業】同梱物の活用事例2選

ここでは、有名企業が同梱物を活用して成功した事例を、2つ紹介します。「ZOZOTOWN」と「エーザイ」がどのように同梱物を使って顧客に働きかけ、売上アップにつなげているかを知れば、自社の戦略の参考となるでしょう。

 

5-1.  ZOZOTOWN

ECサイト大手のZOZOTOWNが活用する同梱物の中でも注目度が高いのは、「ZOZOオマケ」と呼ばれるキャンペーンです。この「ZOZOオマケ」は、毎回異なる特典が同梱されることで顧客の期待感を高め、購入意欲を刺激しています。

例えば、2018年7月に食べログと共同で実施した「ワンコインランチブック」です。掲載店舗から顧客が好きなお店を選び、冊子を提示すれば500円でランチを楽しめるというキャンペーンでした。

この施策は一見自社の利益とは無関係に見えるかもしれません。しかし、購入者に新たな価値を提供し、同時にその取り組みが話題となることで、間接的ながらも強力なマーケティング効果を生み出しています。

 

5-2. エーザイ

エーザイが同梱物を利用した販売促進活動で、売上の大幅なアップを達成した秘訣は、顧客目線の施策です。以前は自社が推奨する商品を無差別に同梱していましたが、顧客のニーズを意識した同梱物に方針転換しました。結果として、通販事業の売上3年連続の2桁増を実現しています。

エーザイは、同梱物を単純に増やすのではなく、「適切なタイミングでストップし、DMに切り替える」といった柔軟な手法も採用しました。商品を届けるだけでなく、顧客心理の理解と細やかな気配りが、売上アップに寄与した好事例と言えます。

 

6. 同梱物を活用する場合の注意点

同梱物は、適切に活用すれば大きな効果が期待できます。しかし、しっかりと戦略を練らず、ただそこにあるものを適当に詰め込んでしまうと、狙いとは逆効果になりかねません。ここでは、同梱物を活用する場合の注意点を2つ解説します。

 

6-1. 過剰に入れすぎない

同梱物のほとんどは一読したり使い終わったりしたら処分の対象となるので、最小限に抑えることが重要です。同梱物は2〜3個を目安に、顧客が喜ぶものだけを厳選して送ることが望ましいでしょう。

不必要に多い同梱物は、顧客に不快感を与えるケースも多く、結果として顧客離れを起こしかねません。特に、商品紹介のチラシが大量に入っていると販促意欲が露骨に感じられてしまい、ネガティブな印象を与えやすくなります。

 

6-2. コスト増加に注意する

同梱物にかかるコストにも、注意が必要です。パンフレットやチラシなどの制作費は予想以上に高くなることがあります。また、単価が高いサンプルは人気が出やすい反面、利益につながらないケースが珍しくありません。

同梱物の品質を追求することは大切ですが、それが過剰なコストを引き起こさないよう、効率も考えながら計画を立てることが重要です。

 

7. 同梱物の保護にはビニール袋がおすすめ

商品とともに同梱物を送る場合、むき出しのまま送るよりも、ビニール袋に入れてからダンボールに詰めて送ることをおすすめします。

挨拶状やクーポン券などの書類は、水濡れ対策が必要です。また、小さな試供品や特典品の場合、見落とされたり破損したりするケースが少なくありません。ビニール袋に入れることで、書類や品物を保護しつつ紛れ込みを防ぐことができます。

アースダンボールでは、さまざまな種類のOPP袋を取り扱っておりますが、特に以下の2種類は同梱物の梱包に適しています。

おすすめ商品

OPP袋テープ付【CD】(ゆうメール対応)

◆OPP袋テープ付【CD】(ゆうメール対応)

シングルのCDケース1枚がちょうど入るサイズのOPP袋です。小冊子型の取扱説明書やクーポン券、バラけやすい化粧品の小ボトルをまとめて梱包するのに向いています。

OPP袋テープ付【CD】(ゆうメール対応)

OPP袋テープ付【A3】

◆OPP袋テープ付【A3】

A3サイズの商品カタログやパンフレットを入れても余裕のあるサイズのOPP袋です。商品カタログと販促チラシをまとめて封入すれば1つの同梱物と捉えられるので、販促に過剰な印象を持たれにくくなります。

OPP袋テープ付【A3】

ダンボールそのものを魅力的にする「ミラプリ」も、顧客へのアプローチとして有効です。ミラプリでは好きなデザインをダンボールに直接プリントできるので、同業他社との差別化を図れます。

例えば、カラフルなフラワーデザインやスタイリッシュなモノトーンデザインなど、商品やブランドイメージに合わせた自由なデザインが可能です。見栄えがよくなるだけでなく、顧客からの信頼性も高まり、ブランドイメージの向上も期待できるでしょう。

詳しくは、以下の商品ページをご覧ください。

超高速インクジェットダンボール印刷「ミラプリ」

ミラプリで制作したダンボールの例は、下記のページで確認できます。

Web販売向けの段ボールの通販【アースダンボール】

また、メルカリなどのフリマアプリを使用する場合の商品の発送方法・梱包方法については、下記のページでも詳しく解説しています。フリマアプリを利用している方は、ぜひ参考にしてください。

【フリマアプリ】荷物の簡単な梱包方法と発送方法の選び方

メルカリで宅急便コンパクトを使う方法|サイズ・発送手順を解説

 

まとめ

商品と一緒に送る同梱物には、顧客とのコミュニケーションやリピーターの獲得などの狙いがあります。通販ビジネスにおいて適切に同梱物を活用することで、売上の拡大を図ることが可能です。そのため、ZOZOTOWNやエーザイなどの企業が、同梱物を活用しています。

同梱物を送る場合は、商品と同じように丁寧に梱包して送りましょう。配送途中に同梱物が汚れたり壊れたりすると、顧客からの印象が悪くなってしまいます。

梱包資材専門サイト「アースダンボール」では、同梱物の保護に最適なビニール袋を販売しております。丁寧に同梱物を保護して送りたい場合は、ぜひアースダンボールをご利用ください。

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