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クール便の梱包は紙袋で大丈夫?送り方のポイントも解説

生鮮食料品や冷凍食品を発送する場合は、中身の鮮度・温度を保って荷物を送れる「クール便」が活躍します。クール便は大手配送会社の3社すべてが対応しており、配送会社によっても対応温度帯や指定サイズが異なるため、あらかじめ把握したうえで適切な配送会社を選ぶことが重要です。

また、クール便で荷物を発送する際は梱包にもいくつかのポイントがあります。そこで今回は、クール便の概要や大手配送会社3社の代表的なサービス内容、梱包方法のポイント、おすすめの梱包資材を紹介します。

 

1.クール便とは?代表的なサービスの種類を紹介

クール便とは、保冷設備や冷凍・保冷車を用いて生鮮食料品や冷凍食品などの荷物を冷蔵・冷凍温度で送ることができる宅配サービスです。国内の大手宅配会社3社では、クール便として下記の宅配サービスを提供しています。

  • ●ヤマト運輸:「クール宅急便」
  • ●郵便局:「チルドゆうパック」
  • ●佐川急便:「飛脚クール便」

ここからは、各宅配会社が提供するクール便の概要・特徴を詳しく紹介します。

 

1-1.クール宅急便

クール宅急便は、ヤマト運輸が提供するクール便です。クール宅急便では、輸送時の保冷設定温度によって「冷蔵タイプ」と「冷凍タイプ」の2タイプに分けられています。いずれのタイプにおいても、利用可能なサイズ・重量は一定で120サイズまで・15kgまでとなっていることに注意しましょう。

冷蔵タイプ ●輸送時の保冷設定温度:0~10℃
冷凍タイプ ●輸送時の保冷設定温度:-15℃
利用可能サイズ・重量
  • ●120サイズまで(3辺の合計が120cm以内)
  • ●15kgまで

クール宅急便の発送料金は、通常の宅急便の利用料金にクール宅急便のオプション料金が加算される形となっています。例として、「東京~東京(最安値)」「東京~大阪」「北海道~沖縄(最高値)」の3パターンで60サイズの荷物を発送する際の送料は、下記の通りです。

発地~着地 送料
東京~東京 1,150円
東京~大阪 1,260円
北海道~沖縄 2,250円

なお、ヤマト運輸はメンバー会員・キャッシュレス決済による割引制度が提供されています。また、クール宅急便の場合はコンビニエンスストアでの持ち込みが不可能となっていることに注意してください。

出典:ヤマト運輸「クール宅急便」

 

1-2.チルドゆうパック

チルドゆうパックは、郵便局(日本郵便)が提供するクール便です。クール宅急便のように冷蔵タイプ・冷凍タイプの2種類があるわけではなく、冷蔵便(管理温度帯0~5℃)の1種類となっています。なお、冷凍食品を郵便局で発送したい場合は、特別契約を交わした法人向けの宅配サービス「冷凍ゆうパック」を利用することが基本です。個人のお客様の場合、郵便局で冷凍便を利用することはできないことに注意しましょう。

管理温度帯 ●0~5℃(冷蔵のみ)
利用可能サイズ・重量
  • ●150サイズまで(3辺の合計が150cm以内/長辺100cm以内)
  • ●25kgまで

チルドゆうパックの発送料金は、基本運賃(通常のゆうパック運賃)にサイズごとの追加料金が上乗せされる形となっています。例として、「東京~東京(最安値)」「東京~大阪」「北海道~沖縄(最高値)」の3パターンで60サイズの荷物を発送する際の送料は、下記の通りです。

発地~着地 送料
東京~東京 1,035円
東京~大阪 1,195円
北海道~沖縄 1,775円

チルドゆうパックの発送料金は、他社と比較して安いことが特徴です。しかし、チルドゆうパックの取り扱いのある郵便局は限られているため、持ち込みの場合は事前にチルドゆうパックを取り扱う郵便局を探さなければならない点に注意しましょう。

出典:日本郵便「チルドゆうパック」

 

1-3.飛脚クール便

飛脚クール便は、佐川急便が提供するクール便です。クール宅急便と同様に、冷蔵タイプ・冷凍タイプの2種類があります。利用可能サイズ・重量の条件は他社と比較して幅広いことが特徴です。

冷蔵タイプ ●輸送時の保冷設定温度:2~10℃(基準5℃)
冷凍タイプ ●輸送時の保冷設定温度:-18℃
利用可能サイズ・重量
  • ●140サイズ(3辺の合計が140cm以内)
  • ●30kgまで

飛脚クール便の発送料金は、基本運賃(通常の飛脚宅配便運賃)にサイズごとの追加料金(クール料金)が上乗せされる形となっています。例として、「東京~東京(最安値)」「東京~大阪」「北海道~沖縄(最高値)」の3パターンで60サイズ・2kgの荷物を発送する際の送料は、下記の通りです。

発地~着地 送料
東京~東京 1,045円
東京~大阪 1,155円
北海道~沖縄 2,827円

飛脚クール便は、東京~大阪などの中距離の送料が比較的安価であることが特徴です。しかし、北海道から沖縄の場合は「飛脚航空便クール発送」となり、他社と比較して最も高くなることも覚えておきましょう。

出典:佐川急便「飛脚クール便」

 

2.クール便の梱包は紙袋でも大丈夫?

一般的な荷物の発送であれば、梱包に使用するのは紙袋でもまったく問題はありません。しかし、クール便で発送する荷物となると食品系が多いため、水濡れ・水漏れなどが気になるポイントです。とはいえ自宅に適切な梱包資材がなく、「紙袋でも大丈夫なのか」と心配している人も多いでしょう。

結論からいうと、クール便は紙袋梱包でも問題なく発送できます。しかし、梱包方法には注意が必要です。紙袋にそのまま中身を入れると水濡れ・水漏れの可能性があります。ほかの荷物にも影響を及ぼすため、輸送に適した梱包がされていなければ荷物の発送を受け付けてもらえません。

紙袋梱包でも、きちんと安全に荷物を輸送してもらうため、そして確実に宅配会社に配送を引き受けてもらうためにも、ダンボールや緩衝材などを使用して梱包することがおすすめです。

 

3.クール便の送り方・梱包方法のポイント

クール便で荷物を送る場合は、いくつかのポイントを押さえて梱包する必要があります。梱包前にしっかりと準備を行い丁寧に梱包作業を行うことで、品質を損なうことなく荷物を配送先に配達してもらえるでしょう。

ここからは、クール便で荷物を送る前にしておくべき準便や梱包方法について紹介します。

 

3-1.荷物の予冷を行っておく

クール便で荷物を送る前は、必ず荷物の予冷を行っておきましょう。各宅配会社が行っているクール便では、「荷物を冷やす」のではなく「荷物の温度を維持する」設備しかありません。

長時間の輸送に耐え、品質を保たせたまま送り主のもとへ届けるためには、あらかじめ冷蔵庫・冷凍庫などでしっかり冷やしてから出荷することが必須です。予冷がされていないとみなされた荷物は、引き受けてもらえない可能性があります。冷蔵タイプの荷物は最低でも6時間、冷凍タイプであれば最低でも12時間の予冷をしておきましょう。なお、そもそも冷蔵庫に入れておく必要のない食品(野菜など)は、予冷する必要はありません。

 

3-2.丁寧に品物を梱包する

クール便の荷物を安全に、かつ品質を保たせたまま配送してもらうためには、一般的な荷物を梱包するときよりも品物を丁寧に梱包することが大切です。

輸送中の衝撃でふたが開く可能性がある品物には輪ゴムをしばったり、汁気の多い品物はビニール袋で個別にまとめたりするなど、梱包する品物の形状にあわせて適切な梱包を行いましょう。

また、なるべく鮮度を保って発送したい場合や、やや遠方に発送する場合などは、適宜保冷剤を使用することもおすすめです。保冷剤を入れている場合は、品物を包んだ箱や紙袋に記載しておくと親切です。

下記記事では、品物別の適切な梱包方法を詳細にまとめていますので、ぜひあわせてご一読ください。

チルドゆうパックとは?梱包方法や送料・送り方を解説

 

4.クール便におすすめの梱包資材3つ

クール便で荷物の発送する場合は、梱包資材の選び方にも意識しておきましょう。冷凍の場合は氷点下がキープされた状態で発送先に届くため、結露によるダンボールの強度低下はさほど影響なく撥水加工は必須ではありません。一方で、冷蔵の場合は結露の影響が大きいため、撥水加工が重要となります。このように、冷凍・冷蔵とで梱包のポイントが異なることも覚えておきましょう。

最後に、クール便で荷物を送る際におすすめの梱包資材を3つ紹介します。

●宅配60ダンボール箱(白)クール便対応

撥水加工のついたダンボール箱です。通常のダンボール箱とは違って水をしっかりはじくため、クール便での発送はもちろん、化粧品・飲料の発送など幅広いシーンで活用できます。

商品詳細はこちら

●【120サイズ】宅配クーラーボックス

すべての宅配会社のクール便に対応した、発泡スチロール製のクーラーボックスです。温度変化の影響が少なく、かつ緩衝性・耐水性に優れた発泡スチロール箱となっているため、より多くの食品を安心・安全に輸送できます。さらに、繰り返し使用することも可能です。

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●保冷袋290×400

生鮮食料品や冷凍食品の保冷・持ち運びに適したクッション性のある保存袋です。袋のみのシンプルな形状となっており、数個の食品を入れることができます。

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まとめ

クール便は、各宅配会社が提供する「冷凍食品や生鮮食料品を冷蔵・冷凍温度で発送できる宅配サービス」です。

クール便で発送する荷物は、紙袋梱包でも問題ありません。しかし、適当な梱包だと引受不可能となる可能性もあるため、品物に適した丁寧な包装や緩衝材などの使用が必須です。また、商品として食品を発送する場合は、なるべくクール便専用の発泡スチロール箱・撥水加工ダンボール箱の活用がおすすめです。

水漏れ・水濡れを防いでなるべく、安全にかつ品質を保たせたまま届けるためには、ダンボール箱や保存袋・クーラーボックスの使用をおすすめします。アースダンボールでは、クール便での発送に適した梱包資材を幅広く取り扱っております。クール便で荷物を発送する必要のある方は、ぜひアースダンボールをチェックしてください。

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