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ダンボールの選び方|荷物のサイズ・重さ・形状で選ぼう!

引越しの荷造りや商品などを配送する際は、ダンボールによる梱包作業が欠かせません。しかし、ひと口にダンボールといってもさまざまな形式や材質で作られているため、何を基準にダンボールを選べばよいかわからない人も多いのではないでしょうか。

ダンボールを選ぶ際は、「荷物のサイズ・重さ・形状」の3つの軸を考慮することが大切です。今回は、ダンボールの形式・材質の特徴を簡単に解説しながら、ダンボールを選ぶポイントを紹介します。

 

1.【ダンボールの選び方(1)】荷物のサイズ

ダンボールを選ぶ際は、自分自身で荷物のサイズを確認し、荷物に適した大きさのダンボールを選ぶことが大切です。

ここでは、荷物のサイズに合わせたダンボールの選び方として、「品物のサイズの測り方」「品物を出し入れしやすい隙間のサイズ」の2点を解説します。

 

1-1.基本的な品物のサイズの測り方

品物のサイズを測る際は、品物の「長さ」「幅」「高さ」を、一番寸法が大きな部分で計測します。梱包に使うダンボールは、その品物の3辺よりも大きなサイズを用意しましょう。

複数の品物を梱包する場合は、ダンボール1箱に収めたい内容物を床やテーブルの上などで積み上げて、どの程度のサイズが必要となるかを計測してください。品物同士がぶつかって傷つかないように、緩衝材を入れることも考慮しましょう。

壊れやすい品物を梱包する場合も、同様に緩衝材が必要となるので注意してください。

 

1-2.品物を出し入れしやすい隙間のサイズ

ダンボールから品物を出し入れするためには、ある程度の隙間が必要となります。下記を目安にして、どの程度の隙間を設けるか決めましょう。

隙間の幅 品物の出し入れ・緩衝材の入り具合
+0mm
  • 箱との隙間が全くない
  • 品物の出し入れが非常にしにくい
  • 緩衝材が入らない
+3mm
  • 品物とぴったりフィットする
  • 品物がやや取り出しにくい
  • 極薄の緩衝材でなければ、緩衝材が入らない
+5mm
  • 品物をスムーズに出し入れできる
  • 薄めの気泡緩衝材を入れられる
+10mm
  • 品物をスムーズに出し入れできる
  • 品物と箱の隙間にギリギリ指を入れられる
  • 品物が箱の中でカタカタ動く
  • 品物によっては緩衝材が必要となる
+20mm
  • 余裕を持って品物を出し入れできる
  • 緩衝材を入れなければ品物が箱の中で大きく動く
  • 壊れやすい品物を保護するためには、最低でも20mm以上の隙間がいる

出し入れのしやすさと中身の動きにくさの観点から、一般的な強度の品物に関しては3~5mm程度の隙間がおすすめとされています。ただし壊れ物を梱包する場合は、多くの緩衝材が必要となるため、+20mm以上の隙間が必要です。

 

2.【ダンボールの選び方(2)】荷物の重さ

ダンボールは、「フルート」の種類によって、ダンボールの強度と厚さが大幅に異なります。なおフルートとは、ダンボールの中芯の波型を指す用語です。

フルートは、中芯30cmあたりにある波の段数と高さによって種類が分けられており、A・B・Cのフルートに関しては、段数・高さがJIS規格によって定められています。

一般的に流通しているフルートの段数や高さ、特徴・主な用途は以下のとおりです。

種類 Aフルート
段数 34±2
高さ 約5mm
特徴・主な用途 日本では最もオーソドックスなフルートです。衝撃の吸収力に優れており、圧迫にも強いため引越し用や青果の梱包資材として使われます。
種類 Bフルート
段数 50±2
高さ 約3mm
特徴・主な用途 Aフルートより薄く潰れにくいだけでなく、折り込み・切れ込みを入れやすいため、加工が容易なフルートです。軽量物の梱包用・内装箱・ディスプレイなどに使われます。
種類 Cフルート
段数 40±2
高さ 約4mm
特徴・主な用途 Aフルートより薄いものの、段数が多いことからAフルートと同程度の強度があるフルートです。保管場所を取らないこともあり、世界水準となりつつあります。
種類 Eフルート
段数 93±5
高さ 約1.5mm
特徴・主な用途 ダンボールとしては薄く、段数が多いため表面がなめらかで、厚紙のようにも見えるフルートです。印刷が美しく仕上がるため、ギフトパッケージやメール便などに使われます。ただし、強度はあまり高くありません。
種類 Wフルート
段数 -
高さ 約8mm
特徴・主な用途 AフルートとBフルートを二重にした5枚で構成される、厚みのあるフルートです。Aフルートに比べて1.5倍ほど頑丈なため、輸送条件が悪いケースや緩衝性が必要な品物・重量物の梱包に使われます。

上記以外にも、さまざまな種類のフルートがあります。ダンボールを選ぶ際は、品物の重量に適した強度・厚みのフルートを選びましょう。

 

3.【ダンボールの選び方(3)】荷物の形状

ダンボールには、以下のようにさまざまな種類があり、梱包する荷物の形状に合わせて、ダンボールを選ぶことが大切です。

形式 特徴
A式ダンボール

「みかん箱」とも呼ばれる、最も一般的な形式のダンボールです。強度に優れ、幅広い用途に使用可能です。

抜型が不要で低コストなため、比較的安価に注文することができます。

B式ダンボール

ふたが差し込み式で、胴の一部が糊づけされて筒状になっている構造のダンボールです。底面の形状によって、「ワンタッチタイプ」「底組タイプ」「キャラメルタイプ」などのタイプに分かれます。

底面の強度が低い欠点があるものの、手早く簡単に組み立てられるとして通販業の商品梱包に人気です。小物や軽量物の梱包に適しています。

C式ダンボール

本体とふたが完全に分離した形のダンボールです。強度が高く見た目の高級感を演出できることから、主に贈答用の包装箱として使用されます。

ただし、コストはほぼ2箱分となり、重量物の梱包には向きません。

N式ダンボール

1枚のダンボール板から組み立てて作る、大ぶた式のダンボールです。薄手で軽量な品物の梱包に向いており、メール便の発送などによく使われます。

抜型を使うダンボールの中では最も安価に量産できる形式です。特に深さ100mm以下の箱に向いています。

ポスター式ダンボール

ポスターや図面など、折り目をつけたくない品物を丸めて細長い形状で梱包できるダンボールです。

一般的に使われる直方体タイプと、側面からの衝撃に強い三角柱タイプがあります。

たとう式ダンボール

底面を固定したまま、風呂敷のように四方からふたで包み込むようにして梱包するダンボールです。CDや本などの薄く軽い品物の梱包に向いています。

箱の四隅に隙間が必ずできるため、緩衝性が必要な品物の梱包には適していません。

以上のようにダンボールにはさまざまな形式があり、梱包に適した荷物が異なります。梱包する品物に合わせて、適切なダンボールを選択しましょう。

 

3-1.無駄のない梱包にはオーダーメイドがおすすめ

一般的な品物を梱包するのであれば、適当な形式・サイズのダンボールを選んでも十分に事足ります。しかし、収納する品物によっては標準的な形式・サイズのダンボールよりも、オーダーメイドでジャストサイズのダンボールを購入したほうがよいでしょう。

例えば、CDやDVDを1枚だけ梱包したい場合などは、標準の最小サイズ(60サイズ)でも大きすぎるため、大量の緩衝材が必要となります。オーダーメイド品であれば、CD1枚だけを梱包したい場合や、付属品を同時梱包したい場合など、さまざまな目的・状況・形状に応じたダンボールを注文することが可能です。

アースダンボールの「オーダーダンボール」では、セミオーダーで選べる抜型が1,000種類以上と充実しており、ダンボールの材質・色・印刷の組み合わせを自由に選べます。また、1から相談して抜型から作成する「完全オーダーメイド」のダンボールも提供しています。

品物のサイズ・重さ・形状に適したダンボールを使用したい人は、ぜひアースダンボールをご利用ください。

 

まとめ

ダンボールを選ぶ際は、品物の最も大きな部分を基準にして寸法を計測しましょう。品物の重さに合わせたフルートの種類と、形状に合わせたダンボールの形式を選び、適切な隙間を設けることで、無駄なく安全に配送することが可能です。

標準的な形式・サイズのダンボールで品物をうまく梱包できない場合は、オーダーメイドのダンボールをおすすめします。アースダンボールでは、さまざまな形式・材質のダンボールに対応しているため、ぜひ一度ご相談ください。

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