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梱包とは?包装との違いやダンボール梱包の方法も解説

売れた商品をお客様に発送する際は、大切な商品を傷付けてしまわないよう、丁寧に包装・梱包をする必要があります。日常的に「梱包」という言葉を何気なく使っているものの、正確にどのような意味を持つのか、また包装とどのような違いがあるのか分からない発送作業担当者もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、梱包の概要・包装との違いから、7つの梱包方法とダンボールを使用した正しい梱包方法まで詳しく解説します。梱包という言葉の意味だけでなく、梱包の具体的な方法や梱包作業に必要な資材(梱包材)についても知りたいという発送担当者はぜひ参考にしてください。

 

1. 梱包とは?包装との違いも

梱包とは、「発送する内容物を緩衝材・ダンボール箱で頑丈に包むこと」です。内容物に適したサイズのダンボール箱に、内容物と緩衝材を入れるという一連の作業であり、配送中の破損・損傷を防ぐことを目的に行われます。

梱包とよく似た言葉に、「包装」があります。何らかの品物を発送した経験が少ない人にとっては、梱包と包装の違いがよく分からないという人も多いのではないでしょうか。

包装とは、「商品そのものをラッピングして包むこと」です。主に商品の見栄えをより美しくしたり、魅力的に見せたりすることを目的に行われます。つまり、梱包は商品配送中の破損・損傷を防ぐために行われるものであり、包装は商品の見栄えをよくするために行われるものと考えるとよいでしょう。商品を包むという大まかな意味としては同様ですが、具体的な言葉の意味と目的が異なることに注意してください。

 

2. 梱包方法の7つの種類

梱包とひとくちに言っても、その方法にはいくつかの種類が存在します。目的や配送方法などに応じて適切な梱包方法が異なるため、大切な商品を万全な状態でお客様の元へ届けるためにも、各梱包方法を把握しておきましょう。

ここからは、7つの梱包方法について紹介します。

〇ダンボール梱包

ダンボール梱包とは、その名の通りダンボール箱で梱包する方法です。商品発送に最も多く用いられる梱包方法となっています。ダンボール箱にはさまざまなサイズがあり、オーダーメイドでオリジナルデザインのダンボール箱を作成することも可能です。どのような商品にも適している梱包方法と言えるでしょう。

〇真空梱包

真空梱包とは、ラップやプラスチックフィルムを用いて袋内の空気を取り除き、真空に近い状態で梱包する方法です。酸素を取り除くことで品物の化学的変質を防ぐことができるため、食品や工業製品の発送に適している梱包方法と言えるでしょう。

〇木枠梱包

木枠梱包とは、すかし箱・クレート箱と呼ばれる木箱を用いて梱包する方法です。主に国内輸送の梱包に用いられる梱包方法であり、大型機械や装置などダンボール箱では強度を保てない重量物の発送に適している梱包方法と言えるでしょう。

〇スチール梱包

スチール梱包とは、スチール製の箱・容器で梱包する方法です。木枠梱包と同様、重量物の発送に適している梱包方法であり、木枠梱包の検疫規制が世界的に厳しくなってきている近年、スチール梱包は検疫処理の必要がないことから注目され始めています。

〇スキッド梱包

スキッド梱包とは、木製・スチール製のスキッドの上に発送物を積んで梱包する方法です。コンテナを満たすほどの大きい・重い荷物の発送に適していると言えるでしょう。

〇バンドル梱包

バンドル梱包とは、鋼など頑丈な素材で作られたバンドルで固定して梱包する方法です。配送中は必ず荷物同士が接触してしまうため、鉄材や鋼材など多少の衝撃で傷付かない荷物の発送に適している梱包方法と言えます。

〇パレット梱包

パレット梱包とは、パレットと呼ばれる木製やプラスチック製の荷台に、フィルムで包装した発送物を積んで梱包する方法です。輸送のみを目的とした荷物の発送に適している梱包方法と言えます。

 

3. ダンボールを使った正しい梱包方法

前述の通り、梱包方法にはあらゆる種類があるものの、「お客様に商品を発送する」という場合の最もオーソドックスな方法がダンボール梱包です。ダンボール梱包は、ダンボールを組み立てて荷物を詰めるだけで梱包できますが、いくつかのポイントをおさえて作業を進めることで、高い強度を保つ梱包が可能です。

ここからは、ダンボールを使った正しい梱包方法を、「ダンボールの組み立て方」「緩衝材の選び方」「荷物の詰め方」の3つのポイントに分けて詳しく紹介します。

 

3-1. ダンボールの組み立て方

ダンボールは、基本的に折りたたまれた状態から組み立てることとなります。組み立ての際は、底抜けを防止するためフラップの境目にガムテープを貼りましょう。ガムテープの貼り方には、下記のようなものがあります。大まかな手順もあわせて紹介するため、フリマで売れた商品を発送する人や、仕事や引越し作業でダンボールを組み立てるという人はぜひ参考にしてください。

〇一の字貼り

一の字貼りとは、2枚の外フラップの境目に「一」の文字を描くよう、一本線でガムテープを貼る方法です。ダンボール箱の側面に出るまでガムテープを貼ることで、しっかり強度を保つことができます。

〇十字貼り

十字貼りとは、一の字貼りのやり方に加え、底面の縦中心部分に「十」の文字を描くよう、ガムテープを貼る方法です。底面の中心部分は最も重量がかかるため、一の字貼りでは強度が心配な場合に用います。

〇H貼り

H貼りとは、一の字貼りのやり方に加え、外フラップと側面の両端部分のすき間(合わせ目)をふさぐために「H」の文字を描くようガムテープを貼る方法です。ダンボール箱のすき間からごみが入ってしまったり、中身が飛び出したりすることを防ぎたいときに用います。

〇キの字貼り

キの字貼りとは、一の字貼りのやり方に加え、「キ」の文字を描くよう、底面中心部分の数センチ両側に2本のガムテープを貼る方法です。十字貼りよりも強度が高まるため、本やデスクトップパソコンなど、より重量のある荷物の発送に適した貼り方と言えます。

〇米字貼り

米字貼りとは、十字貼りのやり方に加え、中心が交差するよう「×」の形でガムテープを貼る方法です。完成形は、「米」という文字を描いているように見えます。他の貼り方と比べて最も強度を保てる貼り方です。

 

3-2. 緩衝材の選び方

緩衝材とは、配送中の衝撃を緩和するために用いるものです。緩衝材がなければ、ダンボール箱の中に入った荷物が配送中の衝撃によって破損してしまう可能性があります。

緩衝材にはあらゆる種類があり、荷物によって適切な緩衝材は異なります。下記に、緩衝材の代表的な種類と適切な荷物をそれぞれ紹介します。

〇発泡スチロール

発泡スチロールは、あらゆる緩衝材の中でも強度が高く、荷物を固定しやすいことが特徴です。家具家電など、重量のある大きな荷物に適しています。

▶ 角あて用発泡スチロール

〇エアークッション(エアピロー)

エアークッションとは、中に空気の入ったビニール素材の緩衝材です。クッション性があるため衝撃を緩和しやすく、かつ箱のすき間をある程度埋められます。比較的小さな電化製品や食器類などに適した緩衝材です。

▶ エアークッション(エアピロー、エアパウチ)

〇ポリエチレンシート(ミラーマット)

ポリエチレンシートとは、発泡ポリエチレン素材を用いたシート状の緩衝材です。あらゆる形の荷物に対応できるだけでなく、荷物を包み込む・丸めてすき間を詰めるなどさまざまな方法を用いて配送中の衝撃を緩和させられます。

▶ ミラーマット(発泡シート、ボトル保護)

 

3-3. 荷物の詰め方

お客様に届ける大切な商品を傷付けないためには、荷物の詰め方にもひと工夫が必要です。荷重が偏ったり局所的になったりすると、テープがはがれやすくなったり、ダンボールが破けたりして底抜けの原因となってしまいます。そのため、荷重が均等にかかるよう荷物を詰めましょう。

またこのとき、なるべく重いものから詰めること・すき間を作らないように詰めることも重要です。ダンボールの中にすき間があると配送中の衝撃により荷物同士がぶつかり、破損してしまう可能性があります。さらに、運搬中は上下左右から衝撃が加わるため、底面にもクッション材を敷くようにしてください。

 

まとめ

梱包とは、発送する商品を緩衝材とダンボール箱で頑丈に包むことを指します。梱包と包装はよく似た言葉であるものの、梱包は「商品配送中の破損・損傷を防ぐために行われるもの」、包装は「商品の見栄えをよくするために行われるもの」で具体的な意味はまったく異なるため注意してください。

また、梱包方法にはさまざまな種類があり、目的や配送方法などに応じて適切な梱包方法が異なります。最もオーソドックスな方法が、ダンボール梱包です。

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